名古屋鉄道 な ご やてつどうの電車でんしゃいろいろ

　名古屋鉄道な　ご　やてつどう（名鉄めいてつ）には、多種多様たしゅたようの車両しゃりょうがありますが、大おおきく分わけると次つぎの５種類しゅるいになります。
１．特急用車両とっきゅうようしゃりょう　　２．急行用車両きゅうこうようしゃりょう　　３．通勤用車両つうきんようしゃりょう　　４．地下鉄乗入れ用車両ちかてつ　のり　い　　ようしゃりょう　　　５．瀬戸線用車両せ　と　せんようしゃりょう

しゃしん	せつめい
１．特急用車両	↑上へ
	1000系けい　パノラマスーパー 　パノラマカーの7000系けいが古ふるくなってきたため、その置き換お　かえ用ようとして新あたらしい特急用電車とっきゅうようでんしゃとして作つくられました。 　最初さいしょは指定席用していせきようの特別車とくべつしゃだけでしたが、のちに３ドアの一般車用いっぱんしゃよう1200系けいと、その増結用ぞうけつようとして1800系けいがそれぞれ作つくられました。
	1600系けい　パノラマスーパー 　1000系けいは４両編成りょうへんせいが一番短いちばんみじかい単位たんいなため、乗客じょうきゃくの少すくない支線しせんでも使つかうために、３両りょうを単位たんいとした特急車両とっきゅうしゃりょうとして作つくられました。 　なお「パノラマスーパー」と名乗なのっていますが、展望席てんぼうせきはありません。
	2000系けい　ミュースカイ　 　中部国際空港ちゅうぶこくさいくうこう（セントレア）へのアクセス特急用とっきゅうようとして平成へいせい17年ねん１月がつにデビューしたばかりの車両しゃりょうです。 　1600系けいと同おなじく３両編成りょうへんせいを１単位たんいとしており、３両りょうまたは６両りょうで中部国際空港ちゅぶこくさいくうこうと名古屋なごや・岐阜ぎふなどとを結むすんでいます。 　車体しゃたいの色いろは名鉄めいてつの赤あかではなくて、空港くうこうのイメージカラーである青あおを使つかっています。
	2200系けい　 　中部国際空港ちゅうぶこくさいくうこうへのアクセス特急とっきゅうとして、全車特別車ぜんしゃとくべつしゃの2000系けいのほかに、一部特別車いちぶとくべつしゃの特急とっきゅうも走はしらすこととして、３ドアの一般車いっぱんしゃを組み込く　こんだのがこの2200系けいで、1000系けいと同おなじく６両りょうが１単位たんいとなっています。
２．急行用車両	↑上へ
	7000系けい・7500系けい　パノラマカー 　1961年ねんに衝撃的しょうげきてきデビューをした前面展望電車ぜんめんてんぼうでんしゃで、「パノラマカー」として今いまも親したしまれています。 　特急用とっきゅうようとして30年近ねんちかく役目やくめを任つとめ、40年以上経ねんいじょうたった現在げんざいも急行・普通きゅうこう　　ふつうなどで活躍かつやくしていますが、いよいよ廃車はいしゃの計画けいかくが発表はっぴょうされてしまいました。
	7700系けい 　パノラマカーは当時とうじは本線ほんせんの主力特急車両しゅりょくとっきゅうしゃりょうとして活躍かつやくしていたため、短みじかい編成へんせいでも走はしれる支線用しせんようの特急車両とっきゅうしゃりょうの導入どうにゅうが計画けいかくされました。 　この7700系けいは展望車てんぼうしゃではなく、貫通型かんつうがたとして作つくられ、御嵩　蒲郡みたけ　がまごおりなどへの特急とっきゅうとして使つかわれたり、本線特急ほんせんとっきゅうの増結用ぞうけつようなど幅広はばひろく活躍かつやくしました。
	5300系けい・5700系けい 　おそらく名鉄最後めいてつさいごの急行用車両きゅうこうようしゃりょうとして1986年ねんから作つくられました。 　２ドア・オールクロスシートで、先頭せんとうの席せきからの展望てんぼうのために前面ぜんめんは左右非対称さゆうひたいしょうになっています。 　5300系けいは、廃車はいしゃになった5000系けいなどからの下回したまわりを流用りゅうようしていましたが、乗のりごこちが悪わるいこともあり、新あたらしいものと取替とりかえが進すすんでいます。
３．通勤用車両	↑上へ
	6000系けい 　1976年ねんに名鉄めいてつとしては久々ひさびさに登場とうじょうした３ドア車しゃで、通勤用電車つうきんようでんしゃとしては初はじめてブルーリボン賞しょうを受賞じゅしょうしています。 　登場時とうじょうじは一部いちぶクロスシートでしたが、現在げんざいはロングシートに改造かいぞうされています。
	6500系けい 　6000系けいの改良版かいりょうばんとして登場とうじょうしました。　基本的きほんてきなデザインは変かわっていませんが、前面ぜんめんが非貫通ひかんつうタイプへとデザイン変更へんこうされています。 　車内しゃないはセミクロスシートの座席ざせきのほか、木目もくめの内装ないそうがされているなど、シックで落ち着お　ついたものとなっています。
	6800系けい 　6500系けいの後期こうきから前面ぜんめんが丸まるみをおびたデザインへと変更へんこうされました。 　6800系けいはそのデザインを受け継う　つぎ、さらに省しょうエネ設計せっけいされた車両しゃりょうとなっています。
	3500系けい・3700系けい・3100系けい 　名鉄めいてつでは多おおくの車両しゃりょうどうしで併結へいけつをすることから、ブレーキ方式ほうしきが古ふるいままであったものの、1993年ねんにようやく全電気指令ぜんでんきしれいブレーキ・ワンハンドルマスコンを備そなえた車両しゃりょうを登場とうじょうさせました。 　デザインは6800系けいとほとんど同おなじですが、全電気指令ぜんでんきしれいをあらわす「ＥＣＢ」マークや、スカートをはいていることで区別くべつできます。 　あとから登場とうじょうした3700・3100系けいは3500系けいより車体しゃたいが高たかく、パンタグラフもシングルアームになっています。
	1380系けい 　1993年ねんに1230系けい「パノラマスーパー」の一般車いっぱんしゃとして登場とうじょうしましたが、2002年ねんに起おきた踏切衝突事故ふみきりしょうとつじこで、ペアを組くんでいた前２両まえ　りょうの特別車とくべつしゃが大破たいはしてしまいました。 　比較的傷ひかくてききずの軽かるかったこの４両りょうが残のこされたため、通勤車つうきんしゃとして改造かいぞう、赤一色あかいっしょくとなり、おもに普通列車ふつうれっしゃとして余生よせいを送おくっています。
	3300系けい・3150系けい 　シンボルカラーであった赤あかをやめ、保守ほしゅの省力化しょうりょくかとコスト削減さくげんのため、300系けいに続つづくステンレス車体しゃたいとなりました。 　また3500系けいからなくなっていたクロスシートも一部いちぶで取り入と　いれた車内しゃないデザインとなっています。
４．地下鉄乗入れ用の車両	↑上へ
	100系けい 　名古屋市営地下鉄鶴舞線　な ご や し え い ちかてつ つるまいせんと、相互乗入そうごつの　いれ用ようのとして、100系けいが新あたらしく作つくられました。 　この100系けいは地下鉄ちかてつに合あわせるため、名鉄めいてつオリジナル*1としては初はじめての４ドア車両しゃりょうとなりました。 　その後増備ごぞうびされたグループは制御方式せいぎょほうしきが違ちがうため、200番代ばんだいの番号ばんごうがつけられています。 *1:終戦直後しゅうせんちょくごに鉄道省てつどうしょう63型がたが名鉄めいてつにも入線にゅうせんしていて、3700系けいとして使用しようされていた。
	300系けい 　小牧線こまきせんと名古屋市営地下鉄上飯田線なごや　しえい　ちかてつかみいいだせんとの相互乗入そうごのりいれ用ようとして2002年ねんにデビューしました。 　この車両しゃりょうは、名鉄めいてつでは初はじめてのステンレス車体しゃたいとなっています。
５．瀬戸線用車両	↑上へ
	6600系けい 　瀬戸線せ と せんの栄町乗入さかえまちのり　い　れにあわせて、1978年ねんにデビューした車両しゃりょうで、6000系けいによく似にたデザインになっていますが、デビュー当時とうじは冷房れいぼうがついていなかったため、窓まどが開ひらくよう設計せっけいされています。
	6750系一次車けいいちじしゃ 　旧型車両きゅうがたしゃりょうの足回あしまわりを流用りゅうようして作つくられた車両しゃりょうで、6600系けいに6500系けいの標識灯ひょうしきとうを付つけたようなデザインになっています。 　1986年ねんに２編成へんせい４両りょうだけが作つくられました。
	6750系二次車けい にじしゃ 　1990年ねんに大幅おおはばなデザイン変更へんこうをしたグループで、一次車いちじしゃとちがって４両固定編成こていへんせい・冷房付れいぼうつきで登場とうじょうしましたが、足回あしまわりは旧型車両きゅうがたしゃりょうの流用品りゅうようひんである点てんは一次車いちじしゃと同おなじです。
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