近畿日本鉄道きんきにほんてつどうの電車でんしゃいろいろ１　（特急車編とっきゅうしゃへん）

しゃしん	せつめい
１．本線用特急車両ほんせんようとっきゅうしゃりょう
	12200系けい　新しんスナックカー 　1967年ねんにデビューした初代しょだいスナックカー12000系けいをさらに増備ぞうびするために1969年ねんに改良型かいりょうがたとしてこの12200系けいが作つくられました。 　運転室うんてんしつのすぐ後うしろにスナックコーナーがありましたが、利用者りようしゃが少すくなくなったことや、名阪めいはんノンストップ特急以外とっきゅうい　がいに使つかわれることになり、スナックコーナーは撤去てっきょされて一般いっぱんの特急とっきゅうとして走はしっていますが、一部廃車いちぶはいしゃになるものも出でています。
	12400系けい　サニーカー 　旧きゅうビスタカーや京都線きょうとせんの古ふるい車両しゃりょうを置き換お　かえるために作つくられた車両しゃりょうで、12200系けいデザインを改良かいりょうしたものとなっています。 　12400系けいのほか、さらに増備そうびされた12410系けい、12600系けいや、南大阪線用みなみおおさかせんようの16010系けいがこのグループになります。
	30000系けい　ビスタカー EX 　３代目だいめの２階建かいだて車両しゃりょう「ビスタカー�V」として1978年ねんにデビューしました。 　その後ごサービス改善かいぜんのために改造かいぞうを受うけ、現在げんざいはビスタカーＥＸとして活躍かつやくしています。 　EX改造後かいぞうご、２階建かいだて車両しゃりょうは窓まどが連続れんぞくタイプの大おおきなものになっているほか、塗り分ぬ　わけもオレンジの部分ぶぶんが多おおくなっています。。
	21000系けい　アーバンライナー　 　1988年ねん、それまでの特急車とっきゅうしゃとは全まったく違ちがった新あたらしいデザインの特急車とっきゅうしゃをデビューさせ、乗客じょうきゃくの減少げんしょうしていた名阪めいはんノンストップ特急とっきゅうを回復かいふくさせることに成功せいこうしました。 　それまで近鉄特急きんてつとっきゅうの色いろであるオレンジと紺色こんいろのカラーから、白しろを基本きほんにしたデザインへと大おおきくイメージが変かわりました。 　2005年ねん４月がつを最後さいごにアーバンライナープラスへと改造かいぞうされました。
	21000系けい　アーバンライナープラス 　アーバンライナーデビューから15年近ねんちかくが経たち、アーバンライナーネクスト並なみにサービス改善かいぜんをするために改造工事かいぞうこうじが行おこなわれました。 　全車禁煙車ぜんしゃきんえんしゃにするため、喫煙所きつえんじょ（車体横しゃたいよこの細長ほそながい窓まどのところ）を設もうけたり、座席ざせきも全部新ぜんぶあたらしいものへ取替とりかえています。
	22000系けい　ACE 　1992年ねんから11400系けい「新しんエースカー」などを置き換お　かえるために作つくられました。 　近鉄特急きんてつとっきゅうでは初はじめてＶＶＶＦインバーター制御せいぎょになったほか、電気指令式でんきしれいしきブレーキ、ボルスタレス台車だいしゃを取り入と　いれ、最高時速さいこうじそく130キロの性能せいのうをもっています。 　また、それまでの車両しゃりょうと連結れんけつしても運転うんてんできるように、ハイブリッドブレーキを取り入と　いれており、他形式たけいしきとの混結こんけつから単独運用たんどくうんようまで自在じざいに使つかえる、次世代じせだいのエースとなっています。
	23000系けい　伊勢志摩いせしまライナー　ISL 　1994年ねん、志摩しまスペイン村むらのオープンに合ああわせ、伊勢志摩いせしまへの新あたらしいリゾート特急とっきゅうとしてデビューしました。 　明あかるい太陽たいようと砂浜すなはまをイメージした黄色きいろと白しろの車体しゃたいと、グループ旅行向りょこうむ　けにサロンシートを新あらたに設もうけています。 　伊勢方面い　せ　ほうめんへの特急とっきゅうのほか、最高速度さいこうそくど130キロの性能せいのうがあることから、間合い運用ま　あ　うんようで名阪めいはんノンストップ特急とっきゅうとしても走はしっています。
	21020系けい　アーバンライナーネクスト 　アーバンライナーをさらに新あたらしくした車両しゃりょうとして2003年ねんにデビューしました。 　全車禁煙車ぜんしゃきんえんしゃになったほか、車内設備しゃないせつびは「ゆりかご型がたシート」や大型液晶表示器おおがたえきしょうひょうじきを取り付と　つけるなど、２１世紀せいきの近鉄きんてつを代表だいひょうする新車両しんしゃりょうにふさわしいものとなっており、名阪めいはんノンストップ特急とっきゅうで活躍かつやくしています。
２．団体用車両だんたいようしゃりょう
	18200・18400系けい　あおぞら�U 　線路規格せんろきかくの低ひくい京都・橿原線用きょうと　かしはらせんようの特急車とっきゅうしゃとして1966年ねんに18200系けいが、1969年ねんに18400系けいがそれぞれデビューしたものの、車体幅しゃたいはばが狭せまく、サービス面めんでの見劣みおとりもすることから、1989年ねんから団体用だんたいように改造かいぞうされました。 　現在げんざいも時々団体列車ときどきだんたいれっしゃとして走はしり、元気げんきな姿すがたを見みせています。
	20000系けい　楽　RAKU 　1962年ねんから活躍かつやくしていた団体専用車だんたいせんしょうしゃ「あおぞら」の置き換お　かえのため、改造かいぞうによる「あおぞら�U」の登場とうじょうとともに、1990年ねんに新車しんしゃとして20000系けい「楽らく」が作つくられました。 　４両編成りょうへんせいで、両端りょうはしは２階建かいだて、中間車ちゅうかんしゃはハイデッカー車しゃとなっています。 　１編成へんせいしかないので、これを見みるのはなかなか難むずかしいかも知しれません。
３．南大阪線用特急車両みなみおおさかせんようとっきゅうしゃりょう
	16000系けい 　1965年ねんから登場とうじょうした南大阪線みなみおおさかせんでは初はつの本格的特急車ほんかくてきとっきゅうしゃで、近鉄きんてつに現存げんぞんする一番古いちばんふるい特急車とっきゅうしゃとなっています。 　26000系けいや16400系けいが登場とうじょうしたため廃車はいしゃになるものもあり、そのうち６両りょうは大井川鉄道おおいがわてつどうで今いまも走はしっています。
	16010系けい 　1981年ねんに南大阪線みなみおおさかせんの特急増強とっきゅうぞうきょうのために作つくられたもので、12410系けいのスタイルを使つかっていますが、性能的せいのうてきには16000系けいと変かわらなく、塗装とそうも12400系けいグループとは異ことなり、16000系けいと同おなじものとなっています。 　１編成へんせいしかないことと、16000系けいと同おなじ塗り分ぬ　わけのために、走はしっていても見分みわけがつかないことが多おおいようです。
	26000系けい　さくらライナー 　南大阪線みなみおおさかせんにもアーバンライナー並なみの特急電車とっきゅうでんしゃをとのことで、1990年ねんにデビューしました。 　山やまあいを走はしることから、景色けしきの眺ながめがよいように、運転室後うんてんしつうしろをガラス張ばりにしたり、カーテンを吉野よしののかすみ模様もようにするなどのデザインがされています。
	16400系けい 　1996年ねんに22000系けい「ＡＣＥ」の南大阪線版みなみおおさかせんばんとして登場とうじょうしたのが、この16400系けいです。 　車体しゃたいは22000系けいとほぼ同おなじながらも、台車だいしゃやブレーキは新設計しんせっけいのものとなっています。 　22000系けいと同おなじく、在来形式ざいらいけいしきと混結こんけつで走はしることができます。