国鉄・JR通勤電車こくてつ・じぇーあーるつうきんでんしゃ
101けい・103けいのいろいろ

しゃしん せつめい
101系  101けい
 国鉄こくてつ通勤電車つうきんでんしゃあたらしい基本形きほんけいとして登場とうじょうしたのがこの101けいで、数々かずかずあたらしい技術ぎじゅつ取り入と いれたものでした。
 そのおおくが廃車はいしゃになって、JR東日本ひがしにほん南武線支線なんぶせんしせん最後さいご廃車はいしゃになりました。

 103けいとの見た目み めでのちがいは、正面しょうめんまどがややタテにおおきいことです。
103系  103系初期型けいしょきがた 
 101けいのモーターを強力きょうりょくなものにしたり、ブレーキもあたらしいものにしたのが103けいですが、見系にはあまりわっていません。
 前照灯ぜんしょうとう大型おおがたの1灯丸とうまるライトでしたが、のちにシールドビーム2とう改造かいぞうされました。 このライトのかたちがブタのはなていることから「ブタはなライト」とばれています。
 
103系  103系量産冷房車けいりょうさんれいぼうしゃ 
 103けい最初さいしょ冷房れいぼうはついておらず、そのサービスの向上こうじょうのために冷房車れいぼうしゃつくることになりましたが、大幅おおはば外観がいかん変化へんかはなく、前照灯ぜんしょうとう横長2灯よこなが とうになったこと、まどのサッシにまるみがなくなったことなどです。
 なお、関西地区かんさいち く などに最初さいしょ投入とうにゅうされた車両しゃりょうは、クーラーをのせる土台どだいだけをつくった冷房準備車れいぼうじゅんびしゃとしてデビューしました。
103系  103系高運転台車けいたかうんてんだいしゃ 
 山手線やまのてせんにATCを搭載とうさいするために、あらたにつくられたグループで、運転台うんてんだいたかくしたため、前面ぜんめんまどたかくなり、ステンレスのかざたいがついています。
 また、運転室うんてんしつのすぐうしろ機械室きかいしつになったため、その部分ぶぶんまどがないのが特徴とくちょうです。
 そのにATCを搭載とうさいしないタイプもつくられ、現在げんざい活躍かつやくしています。
103系  103けい1000番代ばんだい 
 常磐線じょうばんせん地下鉄千代田線ちかてつちよだせんとの相互乗入そうごのりいようつくられたもので、トンネルないでの避難用ひなんようのため、前面ぜんめん貫通扉かんつうとびらもうけています。
 203けい投入後とうにゅうご千代田線ちよだせんへの直通運転ちょくつううんてんからはずれ、常磐線快速じょうばんせんかいそくや、105けいへの改造車かいぞうしゃとして使つかわれました。
103系1200番代  103けい1200番代ばんだい 
 1000番代ばんだい同様どうように、地下鉄東西線ちかてつとうざいせんとの相互乗入そうごのりいようつくられたのがこの1200番代ばんだいで、アルミ車両しゃりょうの301けいとともに活躍かつやくしてきましたが、E231けい投入とうにゅうにともなって廃車はいしゃになりました。 
103系1500番代  103けい1500番代ばんだい 
 九州きゅうしゅう筑肥線ちくひせん電化でんかし、福岡市営地下鉄ふくおかしえいちかてつ相互乗入そうごのりいれをするためにつくられたのがこの1500番代ばんだいで、前面ぜんめんはまったくあたらしいデザインになっています。 デビューはブルーの車体しゃたいにクリームいろ塗装とそうでしたが、JR化後かご現在げんざい塗装とそうになっています。 
103系3000番代  103けい3000・3500番代ばんだい
 川越線かわごえせん電化でんかにあわせて、旧型電車きゅうがたでんしゃ改造かいぞうした72けいをさらに再改造さいかいぞうしてつくられたのがこの3000番代ばんだいで、八高線電化はちこうせんでんかのために、さらに増備ぞうびされたのが3500番代ばんだいで、こちらは103けいからの改造かいぞうとなっています。
 特徴とくちょうは、冬寒ふゆさむかぜ車内しゃないはいりにくいように、ドアが開閉かいへいできることで、そのための取っ手と てがついています。
 なおJR東日本ひがしにほんの103けい3000・3500番代ばんだいは、2005ねん引退いんたいとなりました。 
103系3500番代  103けい3500番代ばんだい
 JR西日本にしにほんにも103けい3500番代ばんだいがあり、みじかい2りょうで1編成へんせいとなっています。
 播但線ばんたんせん電化開業かいぎょうにともなって改造かいぞうされた、103けいでははじめてのワンマン運転うんてんできる車両しゃりょうです。
103系3550番代  103けい3550番代ばんだい
 こちらも103けい3500番代ばんだいおなじように、ワンマン運転うんてんするために改造かいぞうされてできた車両しゃりょうで、加古川線かこがわせん電化開業でんかかいぎょうのときに導入どうにゅうされました。
 こちらは3000番代ばんだいちがって、前面ぜんめん貫通路かんつうろがついています。
 103けいJR西日本更新車にしにほんこうしんしゃ
 JR西日本にしにほんでは、207けいなどのあたらしい車両しゃりょうつくるとともに、ふる車両しゃりょう大幅おおはば改装工事かいそうこうじおこなって、新車しんしゃ見間違みまちがえるようなものになっています。
 前面ぜんめんはあまりわりませんが、側面そくめんまどおおきくなり、内装ないそうは207けいちかいものとなっています。